ファッション種類を系統別に解説|自分に合うスタイルの見つけ方

さまざま服の種類 系統

「自分のファッションってどんな系統なんだろう?」と気になったことはありませんか?

服は好きだけど、いざショップに入ると何を選べばいいか分からなくなる。そんな経験は、ファッション好きなら一度はあるはずです。

実は、ファッションには「系統」や「テイスト」という大まかな分類があり、それを知るだけでコーディネートがぐっとまとまりやすくなります。

この記事では、きれいめ・カジュアル・フェミニン・ストリートなど、ファッションの主な種類を系統ごとに整理して解説しています。メンズの系統やコーデ例、自分に合ったスタイルの見つけ方まで幅広くカバーしているので、「自分はどんな服が好きなのか」を整理するきっかけになれば嬉しいです。

  1. ファッションの種類とは?系統・テイスト別に徹底解説【結論まとめ】
    1. ファッションの「種類」と「系統」の違いとは
    2. 系統を知るとコーデがまとまる理由
    3. 自分に合った系統の見つけ方
  2. きれいめ系・コンサバ系ファッションの種類と特徴
    1. きれいめカジュアル(キレカジ)
    2. コンサバティブ(コンサバ)
    3. トラッド(ブリティッシュトラッド・アメリカントラッド)
    4. フレンチカジュアル
    5. オフィスカジュアル・ビジネスカジュアル
  3. カジュアル系ファッションの種類と特徴
    1. シンプルカジュアル・ノームコア・ベーシック
    2. アメリカンカジュアル(アメカジ)
    3. スポーツカジュアル(スポカジ)・アクティブ系
    4. アウトドア・ゴープコア
    5. ワークスタイル・ミリタリー
  4. フェミニン・ガーリー系ファッションの種類と特徴
    1. フェミニン・エレガンス(ラグジュアリー)
    2. ガーリー・ロマンティック
    3. オールドマネー(クワイエットラグジュアリー)
    4. フレンチシック
  5. ストリート・モード系ファッションの種類と特徴
    1. ストリートカジュアル・ネオストリート
    2. ヒップホップ系・ラグジュアリーストリート
    3. モード(デザイナーズ)
    4. ロック・パンク・ヴィジュアル系
  6. その他のファッション種類・個性派系統
    1. 韓国系ファッション(オルチャン)・Y2K
    2. ヴィンテージ(古着)・ヘリテージ
    3. マニッシュ(トムボーイシック)・メンズライク
    4. ナチュラル系・ボヘミアン
    5. サーフ系・ギャル系・原宿系
  7. メンズファッションの種類と系統一覧
    1. メンズきれいめ・ビジネスカジュアル
    2. メンズアメカジ・ワーク・ミリタリー
    3. メンズストリート・スポーツ・アウトドア
    4. メンズモード・トラッド・フレンチカジュアル
  8. ファッションの種類別おすすめコーデ例
    1. きれいめ系コーデ例
    2. カジュアル系コーデ例
    3. フェミニン・ガーリー系コーデ例
    4. ストリート・モード系コーデ例
  9. 自分に合ったファッションの種類を見つける方法
    1. パーソナルカラー・骨格診断を活用する
    2. ファッション雑誌やSNSで好きな系統を探す
    3. 好きな系統+トレンドを組み合わせる
  10. まとめ:ファッションの種類を知って自分らしいスタイルを楽しもう

ファッションの種類とは?系統・テイスト別に徹底解説【結論まとめ】

ファッションの「種類」と「系統」の違いとは

ファッションを語るとき、「種類」と「系統」という言葉は混同されやすいですが、ニュアンスに少し違いがあります。

「種類」は服そのものの形や用途を指す分類で、「ドレス」「ジャケット」「デニム」などのカテゴリーが該当します。一方で「系統」とは、スタイル全体のテイストや雰囲気のことです。

たとえば「きれいめ系」「カジュアル系」「ストリート系」といった表現が系統にあたります。同じデニムパンツでも、きれいめのブラウスと合わせれば「キレカジ」になり、ビッグシルエットのトップスと合わせれば「ストリート」になる。つまり、系統とは「アイテムの組み合わせ方と全体の世界観」を指す言葉なのです。

系統を意識するようになると、「この服は自分の方向性に合っているか?」という視点でショッピングができるようになります。洋服選びに迷う時間が短くなり、クローゼットの中も自然と統一感が生まれてくる感覚があります。

系統を知るとコーデがまとまる理由

コーディネートがバラバラに見えてしまう原因のひとつが、「系統の混在」です。

かわいいと思って買った服を並べてみると、ガーリーなワンピースの隣にストリートのスウェットがある、なんてことはよくあります。それぞれは好きなのに、着合わせると何となくしっくりこない——その違和感の正体が、系統のズレです。

系統を意識したコーデは、「色・形・素材の方向性が揃っている」という状態を指します。たとえばフレンチカジュアルなら、ボーダーカットソーにリネンパンツ、バスケットバッグを合わせると、アイテムそれぞれの「テイスト」が揃うのでコーデに統一感が生まれます。

逆に言えば、完全に系統を固定しなくてもよいのです。大切なのは「どの系統を軸にするか」を決めること。軸が定まれば、多少のミックスもおしゃれに見えてきます。

自分に合った系統の見つけ方

「自分の系統が分からない」という悩みは、ファッション初心者あるあるです。

まず試してほしいのが、今持っている服を広げてみること。意識していなくても、好きな服には共通のテイストが出ていることが多いです。全体的にモノトーンが多ければシンプル系、花柄やパステルが多ければフェミニン系かもしれません。

好きな世界観をSNSやファッション誌で「保存」していく習慣も系統の発見に役立ちます。ピンタレストやインスタグラムでお気に入りのコーデを集めていると、自然と傾向が見えてきます。集まった画像を眺めたとき、「何となく似た雰囲気の服ばかり保存しているな」と気づく瞬間が来ます。それが自分の好きな系統のヒントです。

きれいめ系・コンサバ系ファッションの種類と特徴

きれいめカジュアル(キレカジ)

きれいめカジュアル、通称「キレカジ」は、カジュアルアイテムをきちんと感のある組み合わせで着こなすスタイルです。

デニムパンツにシャツやブラウスを合わせたり、スニーカーをテーラードジャケットと組み合わせたりと、「楽だけど大人っぽい」バランスが魅力。カジュアルすぎず、フォーマルすぎない絶妙なゾーンに位置しているため、幅広いシーンで着回しやすい系統のひとつといえます。

素材の選び方がポイントで、コットンよりもリネンや薄手のニット、ポリエステルの光沢素材などを取り入れると、一気にきれいめ度が上がります。足元をパンプスやレザーローファーにするだけで、カジュアルな服装でも格段に上品に見えるのがキレカジの面白いところです。

コンサバティブ(コンサバ)

コンサバとは「コンサバティブ(Conservative)」の略で、保守的・上品・清楚なスタイルを指します。

フリルやレースを取り入れたブラウス、Aラインのスカート、パステルや落ち着いたベージュ・ネイビーなどのカラーが中心です。「清楚系」とも呼ばれることがあり、職場や合コン、フォーマルな場面でも浮かないスタイルとして人気があります。

20代〜30代の女性に特に支持されており、CanCamやJJといったファッション誌がコンサバ系の代表的なメディアとして知られています。「きちんと見せたいけど、かわいさも残したい」という気持ちに応えてくれる系統です。

トラッド(ブリティッシュトラッド・アメリカントラッド)

トラッドとは「トラディショナル(Traditional)」の略で、伝統的なスタイルを指します。大きく分けると、英国発祥の「ブリティッシュトラッド」と米国の「アメリカントラッド(アイビールック)」の2種類があります。

種類 主なアイテム・特徴 代表カラー
ブリティッシュトラッド チェック柄、ツイードジャケット、トレンチコート ネイビー・バーガンディ・カーキ
アメリカントラッド チノパン、ポロシャツ、ブレザー、ローファー ネイビー・カーキ・レッド

ブリティッシュトラッドはブリティッシュ感のある重厚さと品格が特徴で、バーバリーやアクアスキュータムといったブランドがイメージしやすいでしょう。一方のアメリカントラッドは、アイビーリーグの大学生スタイルが原点で、もう少しカジュアルで親しみやすい雰囲気を持っています。

どちらも「定番アイテムを組み合わせることで洗練された印象を作る」という共通点があります。トレンドに左右されにくく、長く着られるアイテムが多いため、ワードローブの基礎を作りたい方にも向いている系統です。小物やバッグにレザーを取り入れると、より本格的なトラッドスタイルに近づきます。

フレンチカジュアル

フレンチカジュアルは、フランスの女性が日常的に着ているような、シンプルでエフォートレスな着こなしが特徴です。

ボーダーのマリンカットソー、バスクシャツ、リネンのワイドパンツ、バスケットバッグなど、「頑張っていないのにおしゃれ」に見える組み合わせが魅力。力を抜いた自然体のスタイルこそがフレンチカジュアルの真骨頂です。

過度にトレンドを追わず、シンプルな素材と上質な質感にこだわるのがポイント。バレエシューズやサボサンダルなどフランスらしい足元アイテムを取り入れると、一気に「パリジェンヌ感」が増します。

オフィスカジュアル・ビジネスカジュアル

ビジネスシーンでも活用できる系統として、オフィスカジュアルとビジネスカジュアルがあります。

スタイル 特徴 適したシーン
オフィスカジュアル きれいめで清潔感があり、動きやすい。スカートやブラウスが中心 一般的なオフィス、内勤
ビジネスカジュアル スーツほどかしこまらないが、きちんと感が強め。ジャケット必須の場合も 取引先対応、外回りなど

この2つは混同されやすいですが、ビジネスカジュアルのほうが若干フォーマル寄りです。ジャケットを1枚持っておくと、どちらのシーンにも対応しやすくなります。

オフィスカジュアルでは、スニーカーはNGとするケースも多いため、ローファーやパンプスなど革素材の靴を選ぶと無難です。職場のドレスコードを確認しながら、自分なりのきちんと感を組み立てていくのがポイントです。

カジュアル系ファッションの種類と特徴

シンプルカジュアル・ノームコア・ベーシック

シンプルカジュアルとは、色数を抑えてベーシックなアイテムで構成するスタイルです。白Tシャツ、デニム、スニーカーという組み合わせがその代表格といえます。

「ノームコア(Normcore)」は「ノーマル+ハードコア」を組み合わせた言葉で、「究極の普通」を目指すスタイルとして生まれました。あえて目立たない服を選び、主張しないことを美学とするのがノームコアの考え方。

ベーシックとは要するに「定番」で、どんなコーデにも組み合わせやすいアイテムのことです。これらは本質的に近い概念で、「シンプルで洗練された大人のカジュアル」を目指す方に向いています。

アメリカンカジュアル(アメカジ)

アメカジはアメリカ発祥のカジュアルスタイルで、デニム・チェックシャツ・ミリタリージャケット・スタジャン・ブーツなど、タフで骨太なアイテムが特徴です。

アメカジの魅力は「着込むほど味が出る素材と経年変化の楽しさにあります。デニムやレザーは使えば使うほど自分の体や習慣に馴染んでいくため、服を「育てる」感覚を楽しめる系統です。

リーバイスやカーハート、チャンピオンなどアメリカンブランドを取り入れることで、よりらしさが出ます。最近では古着とアメカジの親和性も高く、ヴィンテージアイテムを探す楽しさもアメカジの醍醐味のひとつです。

スポーツカジュアル(スポカジ)・アクティブ系

スポカジとは、スポーツウェアをカジュアルに取り入れたスタイルです。トラックジャケット、ジョガーパンツ、スニーカーなどを日常のコーデに組み込みます。

アスレジャーとも呼ばれ、ナイキ・アディダス・ニューバランスなどのスポーツブランドが大きな存在感を持ちます。アスレジャーはアスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた造語で、機能性とおしゃれさを両立させたライフスタイル系のスタイルを指します。

動きやすさと見た目のかっこよさが両立しているため、休日のお出かけにも、カフェでのちょっとした外出にも使いやすい系統です。スポーツブランドのロゴが入ったアイテムは、スタイルのアクセントとしても機能します。

アウトドア・ゴープコア

アウトドア系はその名の通り、キャンプや登山などのアウトドアシーンから生まれたスタイルです。フリースジャケット、カーゴパンツ、ゴアテックスのウインドブレーカー、トレッキングシューズなどが定番アイテムです。

近年注目されている「ゴープコア(Gorpcore)」は、アウトドアウェアをファッションとして取り入れるスタイルで、パタゴニア・アークテリクス・サロモンなどのブランドが若い層に人気を集めています。「機能的な服がそのままおしゃれになる」という感覚が支持されている理由です。

都市部でゴープコアを着こなすとき、大切なのは機能性の高いウェアをカジュアルに組み合わせること。過剰にアウトドア感を出しすぎず、デイリーコーデに自然に馴染ませるバランス感覚が問われる系統でもあります。

ワークスタイル・ミリタリー

ワークスタイルは作業着や労働者の服装をルーツに持つスタイルで、カーハートのダック地ジャケット、デニムオーバーオール、ティンクロスのトラウザーズなどが代表的なアイテムです。

ミリタリーは軍服をベースにしたスタイルで、カーゴパンツ、M-65フィールドジャケット、MA-1などが主役アイテムになります。どちらも「タフで機能的」という実用美をファッションに昇華した系統という共通点があります。

カーキ・オリーブ・ネイビーなどの落ち着いたアースカラーが基本なので、ほかのカジュアルアイテムとも組み合わせやすく、コーデに深みを加えたいときにも活躍します。

フェミニン・ガーリー系ファッションの種類と特徴

フェミニン・エレガンス(ラグジュアリー)

フェミニン系は、女性らしさや優雅さを前面に打ち出したスタイルです。フラワープリントのワンピース、ふんわりとしたプリーツスカート、絹やサテンのブラウスなどが代表アイテムです。

エレガンスやラグジュアリーになると、より高級感のある素材感やシルエットが重視されます。タイトなドレスシルエット、シルクやベルベット素材、ゴールドのアクセサリーなどを組み合わせると、一気に大人のエレガンスが漂います。

フェミニン系では「素材の質感」がコーデの格を大きく左右するため、価格よりも見た目の上質さを優先して選ぶと、コーデ全体の完成度が高まります。

ガーリー・ロマンティック

ガーリーはフェミニンよりも若くて甘い印象で、ピンクや花柄、フリル、リボンなどを積極的に取り入れたスタイルです。

ロマンティックはガーリーに近いですが、より夢見がちで詩的な雰囲気を持ちます。シフォンのレイヤードスカート、刺繍入りのブラウス、パールのアクセサリーなど、「物語の中の一場面のような」コーデが特徴的です。

コーデに「甘さ」と「抜け感」のバランスを取ることが、ガーリー・ロマンティック系を大人らしく着こなすコツです。全身を甘くまとめると子供っぽく見えることもあるため、足元はフラットシューズを選んだり、バッグをシンプルにするなどして軽さを出すといいでしょう。

オールドマネー(クワイエットラグジュアリー)

オールドマネーは、「富裕層が代々引き継いできたスタイル」をイメージした系統で、ブランドロゴを見せず、素材と仕立ての良さで上質さを表現するのが特徴です。

クリームやベージュ、ホワイト、ネイビーなどのニュートラルカラーを基調に、カシミヤニット、テーラードパンツ、ローファーなど品のあるアイテムを組み合わせます。「クワイエットラグジュアリー(静かな贅沢)」とも呼ばれ、目立たないけれど確かな品格を漂わせるスタイルとして近年注目を集めています。

SNSを中心に広まり、特に2023年頃から日本でも若い世代の間で人気が高まっています。ロゴやプリントに頼らず、素材の良さとシルエットの美しさで勝負するこのスタイルは、服の本質的な価値を見直すきっかけにもなります。

フレンチシック

フレンチシックは、フレンチカジュアルよりも洗練度が高く、よりファッション性のある仏スタイルです。

白シャツ×スリムパンツのようなシンプルな組み合わせでも、素材感やシルエットへのこだわりで「ただのシンプルコーデ」ではなくなります。ポイントは「わざとらしくない抜け感」と「余白のある着こなし」で、アクセサリーをひとつ外したり、袖をロールアップしたりという小さな工夫がフレンチシックらしさを生みます。

ストリート・モード系ファッションの種類と特徴

ストリートカジュアル・ネオストリート

ストリートカジュアルは、都市の若者文化から生まれたスタイルで、グラフィックTシャツ、バギーパンツ、スニーカーなどが代表的なアイテムです。

ネオストリートは従来のストリートをさらに進化させたスタイルで、ハイブランドのアイテムとストリートウェアを組み合わせたり、フェミニンなアイテムをミックスしたりと、自由度の高いコーデが特徴です。ストリート系はルールよりも「個性と遊び心」が優先されるスタイルでもあります。

シュプリームやオフホワイト、ステューシーなどのブランドがストリート系の代名詞として知られており、限定コラボアイテムへの関心が高いのもストリートファッションの文化的な特徴です。

ヒップホップ系・ラグジュアリーストリート

ヒップホップ系はアメリカのヒップホップ文化を背景に持つスタイルで、オーバーサイズのパーカーやダウン、キャップ、ゴールドのアクセサリーなどが特徴です。

ラグジュアリーストリートは、グッチやルイ・ヴィトンなどのハイブランドをストリートの文脈で着こなすスタイル。ヴェルサーチのTシャツをバギーパンツに合わせるような、一見「ミスマッチ」に見える組み合わせが、実はスタイリッシュに見えるのが面白いところです。

ラグジュアリーストリートの成立には「どこかに格上げアイテムを仕込む」というバランス感覚が鍵になります。

モード(デザイナーズ)

モード(Mode)はフランス語で「流行」を意味しますが、ファッション文脈では「デザイナーズブランドが提案する前衛的なスタイル」を指します。

山本耀司やコムデギャルソン、マルジェラなど、日本やヨーロッパのデザイナーズブランドが作る服は、既存の「美しさ」の概念を問い直すような独創的なデザインが多いです。黒を基調とした無彩色、非対称なシルエット、意図的に「崩した」構造などがモード系の特徴です。

初心者がモード系に挑戦するなら、まず「黒ワントーン+変形シルエットのアイテム1点」から始めるのがおすすめです。全身をモードでまとめるよりも、一点取り入れるだけでコーデに緊張感と面白さが生まれます。

ロック・パンク・ヴィジュアル系

ロックファッションは、1970年代の英米ロックシーンから生まれたスタイルです。レザージャケット、スキニーパンツ、スタッズのついたベルト、チェーンなどが定番アイテム。パンクはその中でもよりラフで反骨精神を表現した方向性です。

日本独自に進化したのが「ヴィジュアル系」で、バンドのコスチュームに影響を受けたドラマチックで装飾的なスタイルが特徴です。ヴィジュアル系は日本のポップカルチャーを象徴するファッション系統のひとつといえます。

その他のファッション種類・個性派系統

韓国系ファッション(オルチャン)・Y2K

韓国系ファッション(オルチャン)は、韓国のアイドルやKビューティーの影響を受けたスタイルです。ミニスカート、クロップドトップ、ゆるめのシルエット、カラフルなアクセサリーなどが特徴で、可愛さと個性を同時に表現します。

Y2Kは「Year 2000」を意味し、2000年代初頭のファッションをリバイバルしたスタイルです。極端なローライズデニム、チューブトップ、チョーカー、ラメやシアー素材などが代表アイテムで、SNSを通じて10代〜20代を中心に再び注目を集めている系統です。

韓国系とY2Kは親和性が高く、セットで取り入れられることも多い組み合わせです。

ヴィンテージ(古着)・ヘリテージ

ヴィンテージとは、年代ものの服や古着を積極的に取り入れるスタイルです。特定のブランド品や希少なデッドストックアイテムを着こなす「ヴィンテージ愛好家」から、普段使いの古着ミックスまで幅広い楽しみ方があります。

ヴィンテージの定義は一般的に「製造から20年以上経過したもの」とされることが多いですが、ファッションの文脈では厳密な基準よりも「年代物の雰囲気を持つ服」という意味で使われることがほとんどです。

ヘリテージは「遺産・伝統」を意味し、老舗ブランドが長年作り続けてきた定番アイテムに価値を見出すスタイルを指します。バブアーのオイルドジャケットやレッドウィングのブーツなど、職人技と歴史を感じさせるアイテムが中心です。

マニッシュ(トムボーイシック)・メンズライク

マニッシュとは、男性的なアイテムや要素を女性が取り入れたスタイルです。オーバーサイズのスーツ、テーラードパンツ、ブローグシューズ、パナマハットなどが代表的です。

トムボーイシックとも呼ばれ、ボーイズライクなアイテムを女性らしいシルエットや小物でバランスをとる着こなしが人気。「メンズアイテムをそのまま着るのではなく、女性のシルエットや体型に合わせて着こなす」のがポイントです。

メンズライクはそれをさらに進め、メンズのサイジングで服を選ぶスタイルも含みます。ウエストをシェイプしたり、ヒールを合わせたりして、メンズアイテム×フェミニンバランスを意識するといいでしょう。

ナチュラル系・ボヘミアン

ナチュラル系は、自然素材や柔らかなアースカラーを中心にしたやさしい雰囲気のスタイルです。リネン・コットン・ウールなどの天然素材、グリーンやテラコッタ、オフホワイトなどのカラーが基調となります。

ボヘミアン(ボホ)は自由奔放で民族的な雰囲気を持つスタイルで、刺繍のブラウス、フローラルのマキシスカート、フリンジのバッグなどが典型的なアイテムです。ナチュラル系はシンプルで穏やかな印象、ボヘミアンはより装飾的で自由な印象という違いがありますが、重なる部分も多い系統です。

サーフ系・ギャル系・原宿系

系統 特徴 主なアイテム例
サーフ系 海・太陽をイメージした開放的なスタイル ボードショーツ、ラッシュガード、デッキサンダル
ギャル系 90〜00年代に流行。派手でセクシーなスタイル 厚底ブーツ、肌見せトップス、カラコン
原宿系 日本独自のポップでカラフルなカルチャー系スタイル デコラ、ロリータ、アニメ系プリント

これら3つは日本のストリートファッション文化を語る上で欠かせない系統です。サーフ系は季節を問わずリゾート感を日常に取り入れたい方に親しみやすく、ギャル系はY2Kリバイバルとともに再び注目されています。

原宿系は「かわいい」の概念を独自に進化させた日本特有の系統で、ロリータやデコラといったサブジャンルも持ちます。世界的に「HARAJUKU」として認知されており、海外のファッションクリエイターにも影響を与え続けています。

メンズファッションの種類と系統一覧

メンズきれいめ・ビジネスカジュアル

メンズにおいても「きれいめ系」は幅広い支持を得ている系統です。スラックス×シャツ、チェスターコート、レザーシューズなど、「大人っぽくかつ気取りすぎない」アイテムが中心です。

テーパードパンツやニットを組み合わせた「きれいめカジュアル」は、仕事終わりにそのまま食事に行けるような汎用性の高いスタイルです。メンズきれいめは「足元をきれいにする」だけで全体の印象が大きく変わるため、靴選びには特にこだわるといいでしょう。

ビジネスカジュアルでは、ジャケット×デニムの組み合わせがしやすい一方、デニムの色落ちやダメージは避けるなど、職場に合わせたTPOも意識する必要があります。

メンズアメカジ・ワーク・ミリタリー

メンズのアメカジは女性以上に豊富なブランド選択肢があり、リーバイス・カーハート・レッドウィング・ウエスコなど定番の米国ブランドを深く掘り下げる楽しさがあります。

ワークスタイルはアメカジと重なる部分も多く、実用的なポケットやダック地・デニム素材が特徴です。ミリタリーアイテムはサイズ感がポイントで、大きすぎるとだらしなく見えるため、肩幅が合うサイズ感を選ぶことが重要です。

MA-1やN-3Bなど定番のミリタリージャケットは、カジュアルなコーデに無骨な迫力を加えてくれます。

メンズストリート・スポーツ・アウトドア

メンズのストリートは特に幅が広く、シュプリームやナイキなどのスポーツ系ブランドとの組み合わせが盛んです。バギーシルエットのパンツにグラフィックフーディを合わせたスタイルが、近年のトレンドとして定着しています。

スポーツ系はナイキ・アディダス・ニューバランスなどが中心で、スニーカー選びがコーデ全体の印象を決定づけるといっても過言ではありません。アウトドア系ではアークテリクスやパタゴニアが人気で、ゴープコア系のタウンユース需要も増加しています。

メンズモード・トラッド・フレンチカジュアル

メンズのモード系はコムデギャルソン・オム、ヨウジヤマモトなどの国内ブランドが牽引してきた歴史があり、黒を基調にした独特のシルエットが特徴です。「服が体を包む」ではなく「服と体が共存する」ような着こなしが、モード系の醍醐味ともいえます。

メンズトラッドはブレザー・チノパン・ローファーの組み合わせを基本に、クレスト入りのネクタイやポケットチーフなど小物の細部にこだわる楽しさがあります。フレンチカジュアルはメンズにおいても人気で、バスクシャツやリネンシャツ、テーパードチノを中心にしたさりげない品の良さが特徴です。

ファッションの種類別おすすめコーデ例

きれいめ系コーデ例

きれいめ系のコーデは「アイテムの格を揃える」ことが大切です。

たとえば、白のスキッパーブラウス×テーパードパンツ(ベージュ)×ポインテッドトゥのパンプスというコーデは、全体的に上品で知的な印象を与えます。バッグは小ぶりのトートやクラッチを合わせると、コンパクトにまとまった大人の余裕感が出ます。

カラーはモノトーンかニュートラルカラーでまとめると、きれいめ感が出しやすいです。アクセサリーはひとつだけゴールドのシンプルなものを選ぶと、品が出てコーデが完成します。

カジュアル系コーデ例

カジュアル系の基本は「主役アイテム1点を決めて、残りをシンプルにまとめる」こと。

デニムオーバーオール×白Tシャツ×スニーカーというアメカジの王道コーデは、清潔感があって動きやすく、幅広いシーンで活躍します。ゴープコアに挑戦したいなら、アークテリクスのシェルジャケット×スラックス×ダッドスニーカーというスタイルがおすすめです。

カジュアル系ではシルエットのメリハリが決め手になります。トップスがビッグシルエットなら、ボトムスをスリムにしてバランスを取ることで、だらしなく見えずにおしゃれなカジュアルに仕上がります。

フェミニン・ガーリー系コーデ例

フェミニン系のコーデは「甘さを一点に絞る」のがポイントです。

フローラルプリントのフレアスカート×シンプルな白Tシャツ×レザーサンダルというコーデは、フェミニンさをスカートに集中させながら、上半身と足元でバランスをとっています。全身甘くしすぎるとコーデの重さが出るため、一か所は「抜き」を作るのが大人フェミニンの鉄則です。

ガーリーなリボンブラウスを着る日は、ボトムスをデニムパンツや黒スキニーにするなど、引き算のコーデを意識してみてください。

ストリート・モード系コーデ例

ストリート系は「大胆なシルエット+スポットのトレンドアイテム」で構成することが多いです。

オーバーサイズのグラフィックフーディ×バギーパンツ×チャンキーソールのスニーカーというコーデは、ストリートの基本形として覚えておくと使い勝手がよいでしょう。モード系であれば、オールブラックのルーズシルエットに変形ブーツをあわせるだけで、独特の緊張感が生まれます。

ストリート・モード系はアクセサリーやシューズなど「小物のこだわり」でコーデの完成度が決まることが多いです。シルエットは大胆に、小物はスペシャルに——このメリハリが両系統に共通するポイントです。

自分に合ったファッションの種類を見つける方法

パーソナルカラー・骨格診断を活用する

自分に似合うファッションを探す上で、パーソナルカラーや骨格診断は強力な手がかりになります。

パーソナルカラーとは、その人の肌・髪・瞳の色に調和する色のグループのことです。イエローベース(春・秋)とブルーベース(夏・冬)の4シーズンに分類され、自分のパーソナルカラーを知ることで「何色の服が顔映りよく見えるか」が分かります。

診断タイプ 分かること コーデへの活用例
パーソナルカラー 似合う色・避けたほうがいい色 トップスの色選び、アクセサリーの素材(シルバー/ゴールド)
骨格診断 似合うシルエット・素材 スカートの形、ニットの厚さ、デニムのシルエット
顔タイプ診断 似合うテイスト・柄 フェミニン/カジュアルの方向性、ボーダー柄の向き不向き

骨格診断はストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプに分類され、それぞれに似合うシルエットや素材が異なります。たとえばナチュラルタイプはざっくりとしたニットやオーバーサイズが似合いやすい傾向があり、これはアメカジやストリート系との相性がよいことにもつながります。

これらの診断はあくまで「参考」であり、診断結果に縛られすぎる必要はありません。「なぜこの服が似合うのか」を考えるための出発点として活用する気持ちで取り組むと、ファッションをより楽しめます。

ファッション雑誌やSNSで好きな系統を探す

自分の系統を探す最もシンプルな方法は、ファッション雑誌やSNSで「心が動くコーデ」を集めることです。

インスタグラムやピンタレストでコーデを保存し続けると、数週間後には「自分が好きな雰囲気の傾向」が自然と見えてきます。ファッション誌もターゲット読者層ごとにテイストが分かれており、自分がよく手に取る雑誌を確認することでも系統のヒントが得られます。

  • CanCam・ViVi:コンサバ〜フェミニン系
  • Zipper・CUTiE(復刊):原宿系・個性派
  • SENSE・POPEYE:アメカジ・ヴィンテージ・メンズカジュアル
  • VOGUE・ELLE:モード・ラグジュアリー・トレンド
  • Numero TOKYO:モード・コンテンポラリー

これらの雑誌を比べてみると、「自分はどの雑誌のコーデに一番ときめくか」がおのずと分かってきます。SNSアカウントでも、よくフォローしているアカウントのテイストを整理してみると、自分の好みが見えてくるはずです。

好きな系統+トレンドを組み合わせる

系統が分かったら、次は「好きな系統にトレンドを取り入れる」ことでコーデに旬の空気を加えることができます。

基本的なベースは自分の好きな系統で固めて、トレンドのアイテムをひとつかふたつ取り入れるイメージです。たとえば、普段きれいめ系が好きな方であれば、流行のバルーンスリーブのブラウスや今季人気のカラーのパンツをひとつ取り入れるだけで、コーデに新鮮さが加わります。

「ベースは系統、スパイスはトレンド」という考え方を意識すると、流行に振り回されずに自分らしいおしゃれが楽しめます。トレンドをすべて追うのではなく、自分の系統に合うものだけをセレクトする目を養っていくと、ショッピングも迷いにくくなります。

トレンドを確認する方法としては、ファッションウィークのコレクション情報を見たり、ファストファッションブランドの新作ラインナップをチェックするのが手軽です。ZARAやH&M、ユニクロのトレンドコーナーは、今季の傾向を知るためのヒントが豊富に詰まっています。

まとめ:ファッションの種類を知って自分らしいスタイルを楽しもう

ファッションの系統は大きく分けると、きれいめ系・カジュアル系・フェミニン系・ストリート系の4つが骨格になっており、そこから派生するかたちでさまざまなテイストが生まれています。

自分がどの系統に惹かれているかを知ることは、コーデを組むときの迷いを減らすだけでなく、ショッピングで本当に必要なものを見極める力にもなります。クローゼットの中に系統の軸ができると、少ないアイテムでも様々なコーデが組みやすくなり、服への向き合い方そのものが変わってきます。

この記事で紹介したすべての系統を取り入れる必要はありません。気になった系統をひとつ選んで、まずはそのテイストのアイテムを1〜2点試してみるところから始めてみてください。

ファッションは「正解」を探すものではなく、自分が心地よいと感じるスタイルを探していく旅のようなものです。系統という地図を手に入れた今、あとは自分のペースで楽しんでいけるはずです。

亮mode

ファッションが好きな30代。メンズを中心にレディースまで幅広いスタイルを探求しています。コーディネートや色使い、ブランドの背景など、ファッションを深く楽しむための情報をわかりやすく発信しています。「着こなしに正解はない」をモットーに、自分らしいスタイルを見つけるヒントをお届けします。

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